確定申告の季節です②
今回も確定申告についてです。
パート主婦の場合、勤務先で年末調整してもらっていれば個人で確定申告を行う必要はありません。
ただし、条件によってはパート主婦でも確定申告をする必要があります。
①年度の途中でパートをやめた場合
年末調整は、その年の12月末時点で在籍している従業員に対して企業側が行うものです。
そのため、年度途中で退職している場合は、退職した翌年に自身で確定申告を行う必要があります。
ただし、退職後に別の企業へ再就職した場合、転職先の企業に依頼して
前職分と転職後の分を合算して年末調整をしてもらえれば、確定申告は不要です。
②ダブルワークをしている場合
ダブルワークでパート先を掛け持ちしている場合、年末調整が行われるのは1社のみという決まりがあります。
年末調整の対象になるには、勤務先に「給与所得者の扶養控除等（異動）申告書」を提出する必要がありますが、
この申告書は1ヵ所にしか提出ができないからです。
2ヵ所でパートを行っている場合は、収入の多いほうで年末調整を行うことになります。
もう1ヵ所のパート先では年末調整をすることができないので、自分で確定申告を行わなければなりません。
③パート以外の収入がある場合
パートのほかにも、在宅ワークや内職などの副業をしている場合、
副業の1年間の所得が20万円を超えると確定申告が必要になります。
ここでいう所得とは、副業によって得た総収入ではなく、収入から必要経費を引いた金額のことです。
たとえば、副業からの収入が50万円でも、経費が40万円かかっていれば所得は10万円になるため、
確定申告は不要です。
ただし、年末調整を行っておらず副業で所得を得ている場合、
副業での所得が20万円以下でも、副業分の住民税の申告が必要となります。
また、住民税についても副業分を含めて申告する必要があるので、ご注意ください。
パート以外の所得ってどんなもの？
例えば内職や、ハンドメイド作品で収入を得たりしている場合です。
あとは太陽光発電の売電収入なども雑収入となります。
他にはアフィリエイトなど自分が管理するブログから収入が発生した場合も
原則として確定申告の対象となります。
流行りのフリマアプリなどで身の回りの不用品を売った場合は
確定申告の対象とならないことが多いですが、
転売目的だったり宝石や貴金属といった高額なものの売却代金が30万を超えたりすると
確定申告の対象となる可能性が高いです。
いかがでしたか？
確定申告って難しい･･･と思いがちですが、
場合によっては徴収された所得税が還付されたりするので
自分がどのケースに当たるか調べてみるといいかもしれません(*^^*)
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